時間経過による行動のポイント
地震発生
- まず、身を守る
机の下に隠れる。ふとんなどで頭を保護する。 - すばやく火を消す
火の始末はすみやかに行うことが大切だが、危険が伴うので無理をしない。 - 脱出口の確保
ドア、窓を開ける。
1~2分
- 火元の確認
火が出たら、落ち着いて初期消火を行う。 - 家族の安全を確認
- 靴をはく
ガラスの破片などから足を守る。
3分
- 出火防止、初期消火
漏電、ガス漏れの無いよう、ガスの元栓、電気のブレーカーを切る。近所に火が出ていたら、大声で知らせ消火器、バケツリレーで初期消火を行う。 - 隣近所に声をかける
けが人、行方不明者の確認、救出救助。 - 余震に注意する
5分
- 正しい情報をつかむ
デマに惑わされないよう、ラジオや防災無線、自主防災会の情報を聞く。 - 電話は緊急連絡を優先
電話はなるべく使わず、安否確認は「災害用伝言ダイヤル」を利用する。 - 避難時に車は絶対使用しない。
10分から数時間から3日
- 水、食料は蓄えているものでまかなう
3日分の飲料水と食料を備蓄しておく。 - 助け合いの心が大切
力を合わせて消火活動、救出活動を行う。 - 災害情報、被害情報の収集
- 壊れた家に入らない
二次災害を起こさないよう、無理はしない。
場所別による行動のポイント
地震はいつ発生するがわかりませんので、どこで被災するかもわからないということになります。いついかなる場所で地震にあったとしても冷静に行動できるよう、準備しておきましょう。
屋内にいるとき
家の中
- 屋内(家、学校、職場など)では転倒、落下物から身を守ってテーブルや机の下に入る。素足で外へ出ない。
- 玄関ドア、窓を開け、脱出口を確保する。
- すみやかに火の始末。コンセントやガスの元栓の処置を忘れない。
オフィスビルの中
- 座布団などで頭を保護し、すばやく机の下などに逃げる。
- ロッカーなどの転倒、OA機器の落下に注意する。
- 外へ避難するときは、エレベーターは使わない。
デパート・スーパー
- 家具や冷蔵庫などの大型商品、ガラスケース、陳列棚からすばやく離れる。
- あわてて出口に殺到せず、開けた場所に待避し、店員、店内放送の指示に従う。
- エレベーター、エスカレーターは使用しない。
エレベーターの中
- すべての階のボタンを押し、最初に停止した階で降りる。
- 降りる際には、火災が発生していないかなと周囲の状況を確認する。
- 閉じ込められたときは非常ボタンを押し続け、非常用電話で救助を求める。
屋外にいるとき
商店街・ビル街
- ガラスの破片、看板などの落下物の危険があるため、頭をバッグなどで保護して、近くの公園などに避難する。
- 自動販売機、ブロック塀などからすぐに離れる。
住宅街
- ブロック塀、石垣、電柱などからすぐに離れる。
- 屋根瓦の落下を避けて軒下から離れる。
- ガスくさい場所や火災が発生している場所には近づかない。
車の運転中
- ハンドルをしっかり握り、少しずつスピードを落として道路の左側に止め、エンジンを切る。
- 揺れがおさまるまで車外に出ず、カーラジオで地震情報を確認する。
- 車を離れるときは、キーはつけたままで、ドアロックもしない。
海、山の行楽地
- (地震を感じたら)海岸ではすぐに高台か建物の高所を目指して大急ぎで移動する。
- 山野では崖や土手、傾斜地から遠ざかる。